2012/1/15 ダムれぽY 滋賀編の午後

以前TOP画面に蔵王ダムの洪水吐を貼った覚えがあるんですけどあれはこちらで出てきます。
というわけでえらい時間が空いてしまいましたが暫くぶりのダムれぽです。


一同は謎の虚無感を味わった日野川ダムを後にして、同じ日野川の上流部にあるもう一つのロックフィルダムにやってきました。

本日3箇所目、コンバインな永源寺を含めると4つ目のロックフィルです。
もう岩はいいよという方もいるかもしれませんが滋賀は岩王国なのでまだまだ続きます。

ここは下流側から見事なアングルで提体が見えますね。
これぞまごうことなきロックフィル!日野川ダムで味わったアース的ロックフィルとは明らかに違う岩岩しい景色です。
これは超期待です!

ちなみに決して日野川ダムをディスってるわけではないので日野川ダムファンの方は怒らないでください。


というわけで到着。ここが蔵王ダムです。

<ダム説明その20箇所目:蔵王ダム(滋賀県):ロックフィルダム>
蔵王ダムといえば山形県にあるが、こちらは滋賀県の蔵王ダム。
まぎらわしい名前だが。山形県の蔵王ダムは中空重力式コンクリートダムだが、こちらはロックフィルダム。


蔵王で思い出すのは山形県の蔵王なんですけど、あちらにも同名の蔵王ダムっていう中空重力式のダムがあります。
明らかにそちらのほうが知名度がありますが、こっちのダムはこっちのダムでいいところがあるはず。


まずはこれです。
ダムに到着し、管理所までいく道の脇に広がる洪水吐!
これが異様にかっこいい!

しかも越流していたもので見入ってしまいました。本日初の越流だけあって見ごたえあります。
まぁ日野川ダムも一応越流してたといえばそうなんですがね…


この流れる水の美しさは自由越流ならではだと思います。ゆっくり流れるのも悪くない。

しかも導流路は下流側に傾斜しており、少ない水でもしっかり流れる仕組みになってます。
こういうのって意外と簡単そうでも作るの難しいものですよ。


で、こちらが下流側となってます。宇曽川ダムのような大きさでなかなか迫力があります。
このときの思い出としては異様に風が強かったということです。
なんででしょうか。この位置に立つと下から吹き上げる風が物凄いんですよね。
この導流路の形状が風をうまく集めるんでしょうか?

いまこの瞬間この風をダム風と名づけました。以後たまに出てくるはずです。


さっきの日野川ダムには日野川の名が冠せられてますがこちらは地区名か何かですかね。


というわけで事務所に乗り込みます。
割と小ぢんまりとした管理所ですね。管理所の大きさはダムの大きさに比例するようです。

さっきの日野川ダムでの失敗や宇曽川ダムでの失敗があるので本当にもらえるのか疑心暗鬼になってましたが…


無事ゲット!本日ようやく2枚目です!
こんなことしてますけどダム風はやっぱり強いです。油断していると下流側に飛ばされそうです。


というわけで誰もいない天端へGOです。
ぱっと見なんもなさそう…そして意外に見えない向こう側。


下流側は割と整備されているようです。
ですが疲れるので行きません。


この導流路の立派な造り。このダムは宇曽川ダムに比べてなんだか全体的に小奇麗に見えてしまいます。
岩の色もなんだか白い系で統一されてる気がします。ロックフィルで使用している岩もいろいろあるんですね。


というわけで頑張って奥まで来ました。
なんだか土台らしき何か。ちなみに裏側には扉があって中に入れるようです。まさか堤体内に入れたり?


奥にはよく見るダム扉。


逆側から管理所を見てみます。
ちっちゃえな…
やはりこの提体、結構長いようです。ちなみに堤体長は370mあるらしいです。永源寺ダムと同じくらいってことですね。


そしてこれがダム湖の…
特に名前は無いようですがここのダム湖はなんだか平凡といったら失礼ですが特に特徴はないですね。
水の色、地形など、割と普通です。
ダム湖ってのは名前があったりなかったりと割と自由みたいですね。


と、いうわけで以上ダム風が荒れるロックフィル、蔵王ダムでした!!
冬はなかなか見られない越流が見られただけでも個人的には高評価です。
ロックフィルはやっぱりいいものだなー。


えー次は別にダムカードは無いんですけど経路的にたまたま近いから寄ろうと思ってた野洲川ダムに向かいます。

…で、問題はこのダム、鈴鹿スカイラインの入り口付近にあるのです。
午前編で述べたとおり鈴鹿スカイラインはこの時期通行止めなので果たしてどこまで行けるものか不安でした。
…と思いつつももしかしたらという思いもあり、一応その方向に向かったわけですが…

案の定もう少しでダムというところで通行止めをくらってしまいました。
やはりかと思いつつも、位置的にかなり近いところまできていたので、
これはもしかすると下流側から見られるんじゃないかと思い見られそうな場所に移動してみると…


あ!見える、私にも見えるぞ!!


うおー重力式コンクリートですよ!
2連続でロックフィルだったのでなんだか新鮮な気持ちです。

<ダム説明その21箇所目:野洲側ダム(
滋賀県):重力式コンクリートダム>
既設の野洲川ダムは、完成から多年たち、老朽化が進み、洪水時の放流能力も不足しているので、全面改修を実施。
洪水吐を撤去して放流能力の大きい新しい洪水吐を設置、堤体下流面を補修など。

説明にもある通り、ここのダムは2009年に改修されてます。
ててことでかなり新しいダムですね。確かに提体も白く、あまり月日が経ってない感じを受けます。



改修前はどうやら可動ゲートつきのダムだったようです。
改修後はゲートレスの自由越流型になってしまい、まぁ機能としては溜まったら自由に流すというシンプル構造になりました。
こういうダムはいままで大島ダムとかを見てきましたが、確かにラジアルゲートつきなどのダムに比べると見どころが少なくなってしまうなー
と感じてしまいます。
しかしながら越流は必ず全門越流になるのでなかなか見ごたえがあるんですよね。いつか見てみたいところ。

ちなみに世間的にはこういう無駄のないデザインのダムのことを自治体型っていうみたいです。
まぁ実際水資源機構とか国交省のダムは異質で独特なものが多いのは分かる。
つまり水資源機構とか国交省には変態が多うわなにをするやめr

というわけで以上、野洲川ダムでし…
ここで横の施設にダムカード配布中の文字があることを発見。
え、まさかダムカードがあるの!?

というのも、昨日滋賀県のダムカード配布場所を調査したときにはこのダムのカードの存在を確認できなかったのです。
でも確かに事務所っぽい建物の案内板にはダムカードありますの文字が…

どうやら休日はガソリンスタンドか近くにある喫茶店に行けば貰えるとのこと。
これは絶対行かねば!
ということで一行はこの後に行く予定の青土ダムの前にまずはそれを見つける寄り道をすることとなりました。


近くをうろうろして数分後に喫茶店をなんとか発見。
とりあえず昼もまだだったのでここでついでに昼食をとることに。オムライスうめぇ。
ちなみにガソリンスタンドは休みでした。ここ見つからなかったら涙を飲むところだったな…
この喫茶店は喫茶店っぽく見えないのでもしいかれる方がいたら注意です。


で、店員さんに確認したところ本当にダムカードを持ってきてくださいました。

おおう、まごうことなくダムカードじゃないですか!
内心自作の非公式以上な何かの可能性も考えていただけにこの偶然の産物は素直にうれしいところ。

にしても野洲川ダムのダムカードはいまだに情報が少ないんですよね。一体なぜ…

というわけでほくほく気分で次のダムへ向かう一行でした。
もしもう一回きたらそのときは天端にも行ってみたいところですねー。


というわけでいそいそと本日6箇所目のダムを求めて甲賀までやってきました。
多分30分くらいしか掛かってないです。この近さは滋賀ダム巡りのいいところですよね。
こんなダムカード貰える場所密集してるところなんてそうそうないんじゃないかと思います。


というわけでここが青土ダムです。本日初の天端に道路が通っているロックフィルダムです。

と書くと10人中10人がおそらくあおづちダムと思うでしょう。
いいえ違います。ここは”お”おづちダムです。でも多分こんなの甲賀市民しか分からないですよ…

<ダム説明その22箇所目:
青土ダム(滋賀県):ロックフィルダム>
変わった形の洪水吐がある。上下2段になっているが、下段は常用洪水吐。
朝顔型にちょっと似ているようにも見えるが、これは半円形。パンフレットには「世界にも例のない形をした洪水吐」とあるそうだ。
上段は四角い形で、非常用洪水吐。いずれにしろ珍しい。


ダム説明にもありますが、ここの最大の特徴は洪水吐です。まぁ後のお楽しみってことで…!


こちらは上流側。見事にロックフィルです。
ロックフィルにつきものな雑草も少なくて整備されてる感じがしますね。
途中で色が変わってるのは満水時のラインでしょうか。白いところまで水が溜まりますよって。


ダム湖は平和です。でも名前は特にないらしい。
蔵王と同じですね…滋賀は意外とダム湖に愛着が無いのかもしれない(ぇ


遠くに見える緑色の設備は選択取水設備です。変わった形だなぁ。


で、右側が下流側になります。
後で気付いたんですが、ここの下流側の洪水吐全く見てなかった…!
なんてこった!


さっきもいいましたがここの天端は普通に道路になってます。
交通量少ないとはいえ意外とちょくちょく車通るのでのんきに下流側を見られないという…!下流側にも歩道作ってほしいですね。


ではダムカードをもらいに管理所へ近づきます。
管理所は小綺麗でオーソドックスな感じです。


おや、どうも土日はここでは配ってないみたいですね。
ガーンだな。

…でも大丈夫。
休日は近くにあるエコーバレイっていうところで配ってるみたいです。早速めざすのです。


の前にまずは事務所の対面にあるこっちから見ておくとします。

そうです…これが青土ダム名物の洪水吐となります。
上下2段構成になってます。上が非常用、下が常用という分かりやすい構造です。


まずは非常用。まぁこちらは至って普通の造りです。
上から覗くとわずかに水が残ってます。ここはそうそう使われないはずなので多分雨水だろう。
ちなみに横にはしごがあるんですがこれが人サイズってことで洪水吐が割と大きいものだということが分かって貰えると思います。


で、このダムの名物の常用洪水吐!!!
あまり例のない半円型となっております。

有名なダム用語にダム穴っていうのがあるんですが、それは洪水吐がアサガオ型の形状をしてまして、
そこに水が流れるとまるでブラックホールのような景色がみられ、恐怖感を味わうことが出来るといったものです。
日本じゃあんまり無いみたいですが海外だと結構あるらしいです。
うーん見てみたいものですね。

で、青土ダムの洪水吐はアサガオ型とまではいかないですけど半アサガオ型ということで、
これで越流してたら感動ものだったんですけど!!
本当に残念でならない!!

ではダムカードを求めにエコーバレイに行きます。


エコーバレイに行けば良いって聞いてたんですけどなぜかエコーバレイが見つからない…
多分10分くらい車でさまよったんですがすごい分かりやすい場所に実はあるのでした!
多分実際に行ってみるとなんでここで迷うんだよって言われそうです。

というわけで無事ダムカードもゲット!


このダムの印象はなんだか全体的に設備が整っていて、ダムと遊び場が一体になっている見本のようなダムでした。
それでは青土ダムを後にします。


さて、冬ということもありもう割と日が沈む時間なのでこのまま帰ってもいいんですが、本来の計画で言うとあと一箇所回ることになってます。
まぁ、ここまで来たのなら行くしかないですよね。


いろいろあってようやく来れました。本日最後のダム?です。
ちなみにここに来る道のりの中で相当細い道を通らさせられたんですが、他に道は無かったんだろうか…?
山道だったら分かるんですけど割と平地にある場所なので色々とわかりません。

なんだか暗いですが、これはリアルに夕日が沈みそうだからです。
ちなみに駐車場には我々しかいませんでした。まぁそりゃこんなところ普通のダム以上に人来ないですよね…
なんでかって重力式コンクリートみたいな立派な提体もないし、人工池で釣り禁止だし…


で、これがダム湖です。綺麗な曲線だなー。
これぞ人口的な美学って感じがしますね。
でもなんだか今日回ってきたダムってこういうタイプ多いような…

ちなみにここは三重県の菰野調整池というところです。
滋賀編なのに三重県だし厳密にいうとダムじゃないしで色々企画外ですね。
なぜここに来たのかって、なぜかダムカードを配布してるからです。

<ダム説明その
22箇所目:菰野調整池(三重県):アースダム>
三重用水の中央部に設けられた調整池。中里ダムからの導水と河川から取水した水を貯留・調整する。
公募したところ86案が寄せられ、漢字の「雲母(きらら)」のほか、カタカナやひらがなの表記が計10件と多かったことから、
2011年3月、「きらら湖」が採用された。


ダム湖名はきらら湖っていうみたいです。お米っぽくていい名前ですね。…え?
でもつまるところ菰野調整池っていう名前ついてるのできらら湖という名前はなんとも影が薄くなってしまいます。


割と小さい池なのに事務所がやたら立派ですね。早速カードをもらいます。
割と時間がギリギリだったので間に合って良かった…


じゃん!さがしてまーすよー!

じゃなくて本日最後のダムカード無事ゲット!!
表記はアースダムのEです。そういえばアースダムでダムカード貰ったのってはじめてだ…
そもそもアースダムのダムカードってそんなにないと思うんだ。
ちなみに菰野って書いてこものって読みます。こんなの初見じゃ無理ですよねぇ…青土よりかはマシですけど。

で、実はここの管理所でここから割と距離のある中里ダムと打上調整池のダムカードも貰えるんですよね…
そっちもいつか行きたいですよね。特に中里ダムはかなり大型のアースダムなのでぜひとも。
ここの管理所がダムに対して大きいのはそっちの管理もしてるからなんでしょうね。


よーし、何も無い提体を歩くぞ!


ここはアースダムなので提体は至ってシンプルです。
うーむ、なんとものどかです。というか前方には本当に何もないです。


ダム湖側はロックフィルっぽいですね。
ダム全体がこのように人工的な曲線がずっと描かれています。ちょっと回るには距離があります。
疲れるのでここら辺でやめましょうw


反対側には何やら設備があるっぽいのでこっち側にいってみるとします。


謎の枠とインクライン。


ここは水資源機構の管轄ですね。
調整池でもダムカードがあるのはそういうことなんでしょう。


ガシャン!!くそ、これ以上進めない!


さかなつり禁止の看板が何故かひらがなでかわいいじゃないですか。
しかしここはさかないるんですかね?


脇にあった導流路。どうややこの先に自由越流部があるっぽいです。
先に行けばいい話なんですがもう日が暮れてあんまりいろいろ行けない状態だったのでやめました。
越流はしてなさそうですしね。


ダム脇にあった三重用水の石碑。なんかぼけてしまった。


というわけで以上、菰野調整池でした。
超人工的でかつ超シンプルで清潔感がすごいです。

面白みは無いんですがこういうところが近所にあったら多分何度も来てしまうに違いない。


では最後に下流部からアースダムの堤体を眺めます。
ここにはもう来ることは無いかもしれないなーとお別れの挨拶をし、帰路につきます。


というわけで滋賀のダム巡りはこれをもって終了です。
ラストはもはや滋賀じゃなかったですけどまぁこういうことはよくありますよね。

滋賀の印象はなんというか、どこにいっても落ち着いた感じがしました。
どういうこと?という感じですが、平地でロックフィルがここまで多い景色はなかなか見られないんじゃないかと思います。
滋賀はこれで全部回ったわけじゃなくて実は琵琶湖の北方面があります。なのでまたそのうち来ることでしょう。

次のダムれぽは久しぶりの岐阜編の予定です。
しばしお待ちを〜。


ちなみに今回の訪問より半年後に日野川ダムカードをとある神からゲットいたしました。
やったね!


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