2012/09 ダムれぽ第11話A 神奈川編 -150M級巨壁-



まいったな…いったいどこに迷い込んでしまったんだ。
焦るんじゃない、俺たちはダムが見たいだけなんだ。

辺りには人人人。ダムめぐりには非常に似合わない光景です。
ダムめぐりってのはこう…誰にも邪魔されず、自由でなんというか…救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで…



とまぁそんなことを思いながらダムへ向かいます。

宮ヶ瀬ダムは意外にも観光地のようで、周囲は公園になってました。そのためダムまでは駐車場からかなり距離があるようです。
クソ暑い中、ひたすらに歩きます。
しかしこんな暑いのによくみんな遊びに来ているなと…ただただ感心。
ダムじゃない限り、こんな暑い日は外に出ません。常考です。



しばらく歩いてようやく到着しました。
宮ヶ瀬…はさらにここから800mあるみたいですが、まずは左側です。



バァーーーン!!
…うん。

<ダム説明その39箇所目:石小屋ダム(神奈川県):重力式コンクリートダム>
宮ヶ瀬ダムの下流0.8kmにある。基本的には宮ヶ瀬ダムの副ダムだが、目的は、
@愛川第一発電所の逆調整池、A津久井導水のための水位確保、B宮ヶ瀬ダムの放流水の減勢の3つ。
さらに、下流への放流水を利用して愛川第2発電所で発電。




というわけでこれが宮ヶ瀬ダムの副ダム、通称石小屋ダムです。
何がすごいかって、副ダムなのに名前付きっていうことがすごいのです。
普通は副ダムっていうだけで特にプッシュされないものですが、なんとここはカードもあったりします。
副ダムでカードつきって日本じゃここだけのレアスポットですよ。



とりあえず早速天端へ!
副ダムの天端なんて聞いたことがないぞ。(本日は五郎ちゃん成分多めです。



ここからの下流側。
意外と澱んでますが、注目すべきはそこじゃなくて、このびっしり施された石積!!
実はこれは石積構造ではなく、こういう模様だったりします。

あと周囲の岩も実はオブジェという凝りっぷり。
こういう無駄に凝るのは結構好きですよ。

あと副ダムなのにさらに副ダムがあるんですね。しかも天端?もあります。
あれにも名前とカードをつければいいじゃない。うん。



そして上流側です。
ちゃんとこっちにも石積模様があります。

石積構造。結構古めの重力式だとそういうタイプがあるそうです。
本家石積ダムも見てみたいものです。実はまだ見たことないんですよね。

で、ここから本番です。
ここは副ダムなので、振り返ってみるとそこには…



このような感じなわけです。
綺麗なエメラルドグリーンの石小屋ダム湖?の先に見える本体。これは誰だって興奮すると思います。



コンデジなのでこの倍率がMAXです。
よっしゃいくっぞおおおおお!!



でもダムが見えてる割になかなかつかない…
まぁさっきあと800Mって書いてありましたもんね…
そして横をさっきから何度か通るミニバス。これに乗っていけば良かったんだね。

まぁでも目の前に見えるダムに向かって歩くというのは悪くないです。



…というわけでようやく到着。

その圧巻の巨壁に言葉もでません。目の前に156Mの壁っていう光景はもしかするとここだけかもしれません。
なるほど、これがウォールマリアを下から見た感じなんですね(あれは高さ50Mらしいですが。

<ダム説明その40箇所目:宮ヶ瀬ダム(神奈川県):重力式コンクリートダム>
堤高156m。国内の重力式コンクリートダムとしては第2位。堤体積は206万立方メートル。
これは国内の重力式コンクリートダム中最大。
大量のコンクリートを効率的経済的に施工するため、RCD工法(ローラでダムコンクリートをしめ固める工法)を駆使し施工。
RCD工法を採用したダムとしても最大級。RCD工法はこれによってほぼ完成したとも言われる。




こんなに近くまで寄れるダム自体そんなにないので、この迫力は圧巻です。
重コンダムで下から見上げられるのって意外となかったりするんですよね。



では早速天端まで行きましょう。
ここは日本のダムでも有数の観光地なのでケーブルカーもあったりします。
なにこのいたれりつくせり感。ダムは基本的に階段でぜぇぜぇいいながら登るものですよ。



ここからの景色もまた格別です。天気が良くて本当に良かった。


さてあっという間に到着しました。
ここが天…広っ!!!

なんぞこれ…やっぱスケールが色々と違う。
30M級が駆逐艦だとしたらこれは戦艦ですよ…(ちなみに当時艦これはやってません。



そういやここではダムカレーが食べられるのです。
黒部ダムで一回食べてますがあれは量産型の金型品なのでもっと職人芸が光るダムカレーを食べてみたい。
と楽しみにしていたんですが生憎の休業!!!

…ダムカレーならず!



ダムカレーなんてなかったんや…

と、一行はだれつつも天端を歩きます。
遠くには石小屋ダムもちょろっと見えています。やっぱ副ダム遠いなぁ。
普通副ダムっていうのは水の勢いを殺したりする場合に使うんですが、副ダムまでの間でああも曲がってていいものなんだろうか。



そしてこれがクレストゲート真上から見下げた景観です。
写真じゃ伝わりにくいですが凄い高さ感じます。さっきあの下にある建物の辺にいたと思うと本当に米粒です。



そしてこれだけは欠かせない。管理所にてダムカードゲット。
本日はこれで3枚です。相模ダム行けなかったのが少し引っかかるものの概ね満足。



一応ダム湖側も。実はここはダム湖百選です。銘板撮り損なった…!

ではそろそろ戻るとします。実は天端中腹にエレベータがあるのでそこで一気に降りられます。
初めからケーブルカー乗る必要ないんじゃないかって。
そこはあえて乗るダムマニアですよ。



エレベータ内部。
地下一階と二階の差がやばい。50mくらいあります。



トンネル内は異様な冷え込みとともにダムの勉強ができるパネルがいくつか展示してありました。
じっくり見たいところですが時間もそんなにないので簡単に済まします。



ダム+N氏

というわけで以上、宮ヶ瀬ダムでした。

なんというか、150M級の重コンは初体験でしたがまさに圧巻でした。
高いダムほど下から見上げてみたい。そんな思いを簡単に叶えてくれるダムだと思います。
皆さんも一度どうでしょうか。

では次回。
舞台は岐阜に戻り、あの色んな意味で有名な大ダムに踏み入れてみたいと思います。


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