2012/5 ダムれぽZ 岐阜の小さいダム編

5月、GW真っ只中です。
そんなとき私はこんなところにやってきたのでした。


小渕防災ダム。
私のダムれぽを読んでくださってる暇な素晴らしい方には分かるかもしれない、私がダム巡り第一回目で訪れた思い出のダムです。

前に来たときはダム自体に慣れてなかったということで、
なんだかしょうもない感想しか言えてなかった感があったので、いつか再訪してみたいと考えていました。
というわけで5月に実家に帰るついでにやってきたというわけです(だから出身地ばれるって

というわけで天端へまっすぐGO!
あ、ちなみに今回はダム巡り初の単機です。決して一緒に来る人がいなかったからじゃないです。


天端を歩くとすぐに見えるはロックフィルのリップラップです。


巨大なロックフィルだと岩一つ一つが大きいのですごいゴツゴツした感じを受けるんですが
ここは小さい石が敷き詰められてるといった具合でなかなかに綺麗な表面ですね。

とまぁ小振りでなんとも特徴の無い感じに見えますが、
実は日本で一番初めに完成したロックフィルダムっていうことで、大変重要な構造物だったりします。

前回ロックフィル何それ?的な適当なコメントしかいえなかった自分を殴りにいきたいです。
というわけで改めてリーディングシュタイナーを身につけて戻ってきた私はこの堤体をまじまじとガン見するのでした。


向こう側より一枚。短い天端ですがなかなかに立派な造りです。
両側には柵があるので降りられません。案外日野川ダムとか宇曽川ダムよりしっかりしてるような…


ダム湖と上流側の堤体面です。では解説を…


ここの形式はロックフィルですが、上流側には岩が見えないことにお気づきでしょうか。
私のいままで見てきたロックフィルダムは基本上流と下流側の両方に大粒の岩が敷き詰められていたんですけど、
このダムに関しては下流側は岩、上流側はコンクリートと別の材料で構成されています。

どうなっているのかというと、上流側をコンクリートで遮水しているとのことです。
通常のロックフィルは堤体の中央部に遮水用のコアってのがあるんですが、このタイプは表面でそれをやっているということですね。
このような形式をコンクリートフェイシングフィルダムといいます。
構造的にはこちらのほうが単純なので、割と初期のロックフィルには採用率が高いらしいです。

ちなみに天端の向こうにちっちゃく映ってるのはもはや給料泥棒化してきた私の車です。
ええ、たまには運転もするのよ…?


で、こっちの施設は取水塔。三角屋根がいい感じです。
本日は割と水かさが多いみたいです。


こちらは洪水吐。
ダムに対して半円形の割と大きい設備となってます。
前もそうだったんですけど、やはり越流してませんでした。なかなか見るのは運が必要ですね。



洪水吐から出た水はここへ流れます。
荒れすぎててどこが川なのか全く分かりませんね。


次はダム湖側にやってきました。
ここからなら取水設備を間近から見られます。


この位置から見ると洪水吐がなんだかアーチダムっぽく見えなくもないですね。
向こう側が絶壁で数十メートルの高低差があるんじゃないかと想像してしまいます。


あとはどこを見ようかとうろうろしてると、天端横に通路があるのを発見。
前回は気付かなかったなぁ…RPGでいうと葉っぱで隠れてる通路に進めた気分です。


早速行ってみるとなんと展望台が!
こんなものがあったのか!こういうの見つけると凄い高ぶってきます。


展望台から撮影。
悪くないんですがちょっとヒノキが邪魔で天端が見えないのが残念。

ええい、ここまできたらと展望台を乗り出して岩の上に登る私。

わお、これはナイス眺望じゃないか!
小渕ダムにこんないい場所があったのかとちょっとした感動を覚えます。
向こう側にある東海環状がアクセントになってていいですねぇ。


洪水吐もこんな感じに全体を見渡せます。
こうやって見ると綺麗に円弧状を描いているのがよく分かります。


では最後に少し歩いて下流側へ回ってみます。

前回は撮れてなかった下流側からの構図です。うおお…
上流側から見るのも良いですがやはりダムは下流側からのアプローチが一番絵になるんじゃないかと思います。
まごうことなくロックフィル。竣工から50年経って、その時代を感じさせられます。
今後も日本一古いロックフィルということで頑張っていってほしいところです。

またそのうち来るぞ!!



次にやってきたのはこのダム。
うーん…これってただの野池じゃね?って感じの池です。


ここは岐阜県の谷山防災溜池っていう、ため池です。

<ダ
ム説明その24箇所目:谷山防災溜池(岐阜県):重力式コンクリートダム>
ダムの隣に副堤がある。ゾーン型アースダムで、堤高14.4m、堤頂長212.0m。


石碑はえらい年季が入っています。竣工は1953年なので実は小渕防災ダムと同年代だったりします。
そりゃ50年経てばこんな風にもなるよな。

ちなみにこのダム。小渕ダム並に日本初とかそういう要素はなく、ただなんとなく寄ってみただけだったりします。
なんでかって、実はここは私が昔よくバス釣りに来てたダムであり、
割と思い出深い場所ってことでおよそ10年ぶりに来てみたいと思ったわけです。

とりあえず10年前は気付かなかったんですけど、ここってダムだったんだなーと…
改めて来て見た谷山防災溜池、当時の通称谷山池は釣り目的ではなくてダム見学に来ることになろうとは誰が思っただろうか。


で、こちらが堤体。
奥側がメイン堤体の重量式コンクリートダムです。
手前が副堤のアースダムです。


ここからじゃ良く見えませんが、割と薄い造りなのが分かります。
以前ここから釣りをした記憶があります。その風景がなんとなくよみがえってきます。
ダム湖に映り込んでいる堤体がいい感じですね。


副堤はアースダムです。15m以下なので正式には堰なんですかね。
ゾーン型アースダムらしいです。ゾーン型ってのは堤体の内部に遮水するゾーンがあるダムってことです。
で、以前はこの下のほうから釣りができたはずなんですが、フェンスで全体が覆われてしまっています。
もうここは釣りができそうにないですね。


分かりやすく看板がありました。
これ昔はなかった気がするな…最近の公共事業は目的をはっきりさせないと仕分けられるので立てたんでしょうね。


上流側には砂防ダムがあります。
知ってるか?あの場所ってヒキガエルのおたまじゃくしが群生してるんだぜ?
非常にきもい光景が見られます。今はどうなのか分かりませんが。

なんか私の思い出ばかりになってる気がしますのでそろそろ堤体に向かいましょう!


ギャース!
これじゃ堤体に近づけない!!
まぁさすがに立ち入り禁止区域に入り込むのはいけないのでとりあえず先の道を歩いてみるとします。


おや、石段の先になにやら構造物を発見。


神社がありました。
愛宕神社…あたごって聞くと咲しか思い出せないどうしようも無い私ですが、昔もあっただろうか。どうにも思い出せません。
折角なのでということで参拝を済ませ、さてどうしたものかと。

で、すぐに気付く。
この神社の裏側から堤体を撮影できないかと…


おお、ちょっと見える…!
辛うじてこのアングルが精一杯でした。
操作室と思われる施設の屋根に乗って撮影するか?とも思いましたがさすがにやめました。

でも予想通り薄い堤体ですね。高さもそれほどなさそうですし、この規模ならくらいで十分なのでしょう。


これ以上は林が強固すぎてさすがにいけませんでした。

少し残念な結果になってしまった10年ぶりの谷山池の再訪は、釣りではなくてダム見学でした。
まさかさらに10年後は別の目的で来てたりしたら面白いですね。


では、本日行こうと考えていた最終地点の3つ目のダムに向かいます。


人も車も全く通らない道を数十分経て、着きました。
ここは大洞防災ダムっていうダムです。
道路の脇にすぐ見えたものの駐車するスペースが皆無なので仕方なく路駐をし、早速見学です。

小渕ダムのような歴史も、谷山池のような思い出もここにはありません。
ただ地図上にあったから来ただけです!

でもここも竣工が1952年ということで、実は小渕ダムと谷山防災溜池とほぼ同期だったりします。

<ダム説明その25箇所目:大洞防災ダム(岐阜県):重力式コンクリートダム>
説明無し。



ここも谷山ダムと同様になかなかの薄さを誇る堤体ですね。

あと洪水吐が見えますが、何気なくシュート型をしています。越流してたら案外いい景色が見れるかもですね!
ただ水かさが結構低かったのでこの季節じゃ相当きつそうです。


堤体がばっちり見えるのはいいんですが、藪がなかなかに凄くて近づくことが出来ません。
奥に下流側にいけそうな道を見つけたものの、どんどんダムから遠ざかる方向にしかいけないので断念しました。


上流側。うーん。ダム湖ってほど大きくないです。川を堰き止めてある感じが凄い。


少し下側まで降りて撮影しましたが、まぁあんまり変わらないですね。
しかし本当にここが大洞防災ダムっていうことでいいんだろうか。
銘板やら石碑やらそういったもは皆無です。
ただダム便覧に投稿されてた写真がここだったのでまぁあってるんじゃないかねということです。


スズメバチっぽい巣が特徴的ですね(ぇ

というわけで以上、岐阜の小さいダム編でしたけど、なんだか自己満足感が凄いことになってしまいました。
まぁいつも有名どころばかりいってるので、たまには近くの小さなダムにもスポットを当ててみようとした結果です。
あんまり小さいところだと大人数で行ってもしょうがないしね…
まぁ次の単機編は丸山ダムあたりを再訪できたらなーとか考えてますので岐阜の方々はまたそのうち会いましょう!!

では次回はいよいよの黒部ダムの予定です。
なんか少し思い出がかすれててどこまで思い出せるかやばいですが頑張ってみます。


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